Googleショッピング広告の商品データを改善しよう② ~推奨属性で実績改善~

2025年2月25日

Google広告

ECサイトの集客に広告を活用する場合、まず配信すべき媒体はGoogleショッピング広告です。

配信には様々な設定を行いますが、特に重要なものが商品データです。
本記事では、Googleショッピング広告の商品データの推奨を詳しく理解していきましょう。

※Googleショッピング広告の基本や入稿方法に関する記事ではありません。
商品データの改善にクローズアップした記事となります。

必須属性についてはパート①で解説をしています。
商品IDや商品タイトルの推奨を解説していますので、こちらもGoogleショッピング広告の配信に役立てていただければと思います。

https://note.com/embed/notes/nf4c89e3c9a4a

推奨属性の必要性について ~カンタンに解説~

必須属性とは、Googleショッピング広告の配信に必須の属性です。
更に推奨属性を追加することで、「ユーザーの検索に対して最適な商品を表示する」ことが可能になります。

詳しく解説をすると、商品に関する情報を充実させることで商品とのマッチ度が改善します。

例えば下記の情報を媒体に与えた場合とそうでない場合をイメージいただければ、分かりやすいかと思います。
・商品のカテゴリ →ファッション・アクセサリー>衣料品>Tシャツ
・サイズ     →M
・色       →黒/白
・柄       →ボーダー
・性別      →男性
・対象年齢    →子供

「子供用 Tシャツ ボーダー 黒」といった商品に該当する検索がされた場合に、これらの情報から正しい商品を広告表示させることができるわけです。

インターネット広告の実績改善には、「機会学習」「配信最適化」がキーとなります。
機械学習には媒体が持つ情報広告主側の情報を用いますので、情報を網羅して丁寧に設定を行うことが重要です。

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配信最適化に使用される要素

それでは商品データ属性の内、追加を推奨するものを解説していきます。
これらの属性は基本的に追加を行い、配信の質を高めましょう。

⑧Google商品カテゴリ(google_product_category)

Googleに商品カテゴリを認識させる為に用いる属性です。
広告表示が判別される要素となっており、「この商品はどの商品群に分別をされるのか」を判別しています。

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こちらは入力を行わない場合でもGoogleマーチャントセンター側で自動識別されますが、 より適したカテゴリが存在する場合もありますので確認をおすすめします。

Google広告のヘルプページ(https://support.google.com/merchants/answer/6324436)から一覧をダウンロードすることができ、一覧に記載された数字を使用します。

■例
Tシャツ・セーター  →212(ファッション・アクセサリーの衣料品のトップス)
スニーカー →187(ファッション・アクセサリー・靴)

【推奨】
なるべく詳細なカテゴリで設定することを推奨しており、深い階層を選択しましょう。

⑨商品カテゴリ(product_type)

こちらもGoogleに商品カテゴリを認識させる為に用いる属性です。

Google商品カテゴリとの違いは、任意の値を指定することができる点です。
Google商品カテゴリではGoogle側が予め定めた一覧から数値での指定を行いますが、 商品カテゴリでは任意の値を指定することが可能です。

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【推奨】
こちらもなるべく詳細な指定が望ましく、3階層以上をおすすめしています。 「ファッション・アクセサリー>衣料品>Tシャツ」といった形です。

⑩サイズ(size) ※ファッション商品では必須

商品のサイズを入力します。
ファッション商品では必須の属性となりますので、該当する商品で入力をしないとGoogleマーチャントセンターでエラーが出る属性です。

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⑪色(color) ※ファッション商品では必須

商品の色を入力します。

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【推奨】
複数の色を登録する場合、/で区切って入力をします。
該当する色は全て入力を行いましょう。

⑫柄や模様(pattern)

商品の柄や模様を入力します。

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【推奨】
複数を登録する場合、/で区切って入力をします。
該当する柄や模様は全て入力を行いましょう。

⑬ブランド(brand)

商品のブランド名を入力します。
消費者が認識しているブランド名を入力し、小売業やセレクトショップでは重要な属性です。
メーカーの場合は自社ブランドを指定しましょう。

「なし」「ブランドなし」「ノーブランド」等の値は入力不要です。

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⑭素材(material)

商品の素材や生地を入力します。

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【推奨】
複数を登録する場合、/で区切って入力をします。

⑮商品の状態(condition)

「新品」「中古」「再生品」を入力します。
中古商品、再生品の商品では必須の属性となります。

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⑯性別(gender) ※ファッション商品では必須

対象の性別を入力します。
「male」「female」「unisex」 を指定しましょう。

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⑰年齢層(age_group) ※ファッション商品では必須

対象の年齢を入力します。
「大人(adult)」「子供(kids)」 を指定しましょう。

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⑱製品番号(mpn)

製品番号を入力します。
⑰GTINがある場合は、入力不要です。
無い場合も多いかと思いますので、その場合こちらを使用します。

SKU毎に異なる製品番号を割り当てる形となり、商品IDと同じ値の入力でも問題ございません。

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⑲国際取引商品番号(gtin)

メーカーが割り当てた国際取引商品番号を入力します。
入力可能な場合、⑯MPNは入力不要です。

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⑳商品の原価(cost_of_goods_sold)

売上原価の値を入力します。

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広告の配信最適化には使用されない属性ですが、入力によって
粗利(コンバージョン値-売上原価)の指標を確認することが可能です。

分析専用の属性にはなりますが、細かい分析を行う場合は追加しましょう。

推奨属性のまとめ

商品データの推奨属性を解説してきました。

これらを入力いただくことで、広告配信の質が改善しますので必ず導入をしましょう。

【ご紹介 動画・音声付きのUdemy講座】
当記事で解説をしているGoogleショッピング広告については、私のUdemy講座でより分かりやすく解説をしています。

有料コンテンツにはなりますが、是非ご視聴下さい。
■URL

戦略から設定方法まで分かるGoogleショッピング広告Googleショッピング広告の仕組みと推奨を学んで、広告からの集客を改善しようwww.udemy.com

続いて、Googleショッピング広告を中心にECサイトの広告運用のTIPSをご紹介します。

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